端からみれば私と父の姿しか見えない…
祖父にも四神の鎧と鷯の姿は見えなかった…
たぶん…
兄や姉にも…
そして母と祖母にも見えない筈…
この家で四神の姿が見えるのは父と私の二人だけ…
情けない話…
そして兄と姉を事を知らないと思う…
母や祖母の解った時の顔が浮かび私は祖母や母にこんな話は出来ないと思った。
父は四神が見えてるので嘘はつけない…
それに鎧とシンクロしてる父には全てでは無いにしろ筒抜けの状態だから…
私は父に兄と姉を離すと言っても二人は死を覚悟してるのにどうするのか?
尋ねた。
「克に家を出て行って貰う。修行だといいつけて…。汀も人に預ける。規律の厳しい場所へ…。そして二人が二度と禁を犯さない様に…」
父は力強く言ったけど…
私には説得力のカケラも無かった。
無理だって言ってるのに…
そんな事をしても汀姉は必ず抜け出して克兄を捜し出す。
その逆もあって克兄が汀姉を捜し出して二人で絶対に逃げて最後は心中する…
私がそう言うと…
【復活の儀を使えば兄と姉は復活する。だが…願いや想いも一緒に復活を遂げる事がある。】
鷯が言った。


