そして鎧を癒して行く内に愛が芽生えてしまい鎧は【奏】を後継者に決め術を施し人間である奏に輪廻を繰り返しても必ず【奏】としてこの世に生まれて来る様にした。


それを過去の私も認めていたから…



一人の人間にそこまで執着した鎧に非難の声が上がったのは言うまでも無いだろう…

だから鎧は【奏】に神の子を産むと言う契約をさせ周りを鎮めたんだと思う…



あくまで推測にしか過ぎない…



鎧の口から聞いた訳では無いから…



そして私がこの世に生まれ鎧との契約を果たし契りまで躱してしまった…



鎧は四神の役割をしながら…




鎧は全ての生命の誕生を司る神。

自分の分身とも言える私達人間を創りし者。

そして自分の命をひとカケラ吹き込み人間を誕生させた者。


過去、人間の寿命は長かった。
でも慂が人間に知恵を与え授けた為に争いが起こり人間は争いを繰り返した。
観るに見兼ねた鎧が人間の寿命を短くした。
ある一定期のみを生きれる命を…



生命の誕生は鎧のひとカケラの命から始まりそして死を司る慂が命を狩り鎧にその命を返す。

そして返して貰った命をまた新たな命として吹き込む。