そしてもう一つの契約…
【亜空間や次元の狭間を行き来できる能力を身に付けそして終生、白虎と離れず時を旅し一緒に生きる事…】
私の口から出た言葉
自分でもビックリしたけど私は間違いなく自分の口で自分の言葉で声で過去の自分に向かって言ってた。
【そう…。ようやく想い出してくれたのね。有り難う。それが鎧の白虎の願い…そして私達の願い…奏。どうかこの願いを貴女が叶えて欲しい…。】
過去の私が言う…
【鎧の願いは奏…。貴女と時をずっと一緒に生きる事…。そして鎧は一生、奏と幸せに暮らしたい。それが鎧の本当の願い…。】
叶えてあげて…
そう言って過去の私は消えた…
白虎の願いは…
【好きな人と時を重ね暮らす事…】
白虎…
無理じゃない…
私はこの世の人間…
白虎は時空を自在に操れる神…
創造主…
絶対に無理!!
無理じゃん!!
白虎…
私は一体どうすればいいの?
ねぇ…
白虎?私は貴方を愛してしまった…
白虎の願いを叶えてあげたい…
私も白虎の世界に飛び込みたい…
飛んで行きたい…
貴方と二人だけの世界に…


