この社を奉ってた神と言うのを探ってた



大きな木も切り落とされてる…


なんて無残な…



こんな事をした人達はきっと罰が当たってるはず…


社を取り壊した時に事故や病気が多発したはず…


それでも壊されたと言う事は…


よっぽど何か?の理由があり壊したんだと思う…



それを先に調べないとこちらも何も出来ない。



祖父と父が何か?を話してた。


私は壊された社の跡と護身木だったんであろう木の切り口などを観てた。



「奏!ちょっとこっちに来なさい!」

父の呼び掛けに私は走って父の元へ掛け寄った。


「今から違うお寺や神社に行ってここの事を調べるから…奏は私に付いて来る様に…いいね。」

父に言われ頷く私を祖父が…


【奏…結果がどう出ても気をしっかり保ってるんだよ…】

祖父のその言葉で私はよからぬ事だと言うのが理解出来た。


祖父は何か?を感じ取ってるんだと…



あの壺の中の人と多少なりとシンクロしてるんだと…


私は私なりに感じた



父に行くゾ!
と言われ父の後を追ってまずお寺に着いた。


『龍昇寺』


りゅうののぼるてら


龍に纏わるお寺…

水神様…