私と父は廊から外に出ると祖父が居た。



祖父は私と父を観て



『孔雀玉を手にしたのか?奏…。良く頑張ったな。』


祖父は私の顔を観てそして頭に手を置き撫でながら笑顔で言ってくれた。

祖父に頭を撫でられるのは本当に珍しい事で私は眼を見開き固まった。



「お父さん。白虎が翡翠と水晶の場所を教えてくれたんですよ…。ですが水晶の方は破壊されたみたいでこの世に無いと言ってました…。」


父が祖父に話した。そして…


「翡翠の方は源泉の近くにあると…。そして水晶の方は私が新たに捜し白虎と奏が念を込め地神との話し合いを交渉を白虎の方が請け負うと言ってました…」


父が最後まで祖父に説明をすると…



『白虎が?!』


祖父は驚いた声をあげた。



????????


私は何で祖父が驚いたのか?
そして父が私には敵わない…
勝てないと言った言葉が気になった。



『奏?お前は白虎とどんな契約を交わしたんだ?白虎がここまで干渉して来る事なんか無い…。今までだって一度も無い事なのに…。』


祖父は私の顔を観て不思議そうに言った



私は…


白虎が協力してくれると言うのでお願いしただけ…

と伝えた。