「絢斗大変だけど頑張ろっ!」



「うん」



まだ上目遣いはさすがに早いよね。



「早く終わらせちゃおうぜ」



「だね!」



そして手分けして机や椅子を綺麗にするのを絢斗、黒板を掃除するのが私。



掃除をしている最中は私も絢斗もただ黙って手を動かしていた。



しかし、私は少し黒板を綺麗にすることに苦戦していた。



それは上半分の文字が届かないためになかなか消せないでいるから。



もともと背の高くない私にとって黒板を消すことは結構大変なんだよね。


本当この時自分の身長の低さを心から憎むよ!