______ 「杏奈」 「斗真‼︎」 その日の放課後、斗真が私のクラスに来てくれた。 「どー?誘えた?」 「………ん。なんとか」 苦笑いする斗真。 「よく頑張りました」 斗真はニコッと笑いながら私の頭をポンポンと撫でてくれた。 そこに… 「杏奈に触らないでもらえますか」 と、私を迎えに来た涼が斗真の腕を払った。 「そんな警戒しないでよ、二ノ宮君」 「は?なんで俺の名前知ってんだよ」 余裕そうに笑う斗真を睨む涼。 「杏奈からよく聞いてるからねー」 ね?と、斗真は私に目配せをした。