翌日。

流可と昨日のクレープの話をしながら

学校に向かう。

「…でだけど、今度新しくできたシュークリーム屋さんがあるの!」

「…優奈、クレープ食べたのっていつだっけ?」

流可にそう言われて慌てて口を開く。

「きっ、今日じゃないよ!?
また今度!今度行こうよっ」

そう言うと流可はフッと笑う。

「へぇ、優奈ダイエットするんじゃなかったか?」

「う…」

そ、それ禁句なのに…!!

そう思って流可を睨んでも

流可は素知らぬふり。

「まー太ってもいいか。
どんなに太っても俺は優奈が好きだから」

「…ねえ、そのどう言いようもないようなこと言うのやめてくれない?」

私はそう言ってため息。

そこで靴箱に到着して

一度流可と別れる。

そうしていつものように

靴箱を開けて

上靴を取り出そうとすると…

「…あれ?」

そこには私の靴はなく。

代わりになにか手紙が。