:流可が惚れた瞬間

流可side

「流可…この体勢…その…」

そう言って俺の膝の上で居心地悪そうな顔をする優奈。

…はぁ〜…可愛い…

「…優奈にもっと触れたい」

「ふ、触れたいって…!
じゅ、十分でしょっ!?」

「ううん、足りない」

俺はそう言ってぎゅっと優奈を抱きしめる。

…だってさ、ずっと幼なじみとしてしかこういうことしてなかったんだし…

好き、っていう気持ちをもう本気の本気でぶつけたいじゃないか。

…幼稚園の頃から片思いしてたんだから。