俺はとりあえず学校に連絡すると、

電源をカチッと切ってポケットに押し込み、

家を出て向かいの家に入っていった。

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コンコン…

「優奈、入るよ」

そう言って優奈の部屋に入る。

部屋を見渡すと、

優奈はベットでぐったりとしていて、

こっちを見る気力も残っていないようだった。

「…優奈」

そう呼びかけて優奈の元に近づく。

続いてそっと額に手をやると、

すぐにパッと離した。

あっつ…

俺はすぐに階下に下りて

冷えぴたと濡れたタオルを

持ってきて階段を駆け上がる。