そしてその翌日

「ゆ、優奈…大丈夫か?」

「うう…」

「む、無理するなよ?
にしても珍しいなぁ、お前が熱出すなんて…」

「…う〜…」

「あ、ああ、うるさくしてごめんな??
お兄ちゃんにできることあったら言えよ?」

「…んー……」

「…とりあえず、氷枕持ってくるな」

「…ん……」

お兄ちゃんはそう言うと部屋を出て行き、

私は荒い息を繰り返す。

…そう、熱を出してしまった。

すごく久しぶりに。

なんでかって、原因は…

…多分知恵熱。

+昨日考え込んでしまって

お風呂上がりにもかかわらず、

髪を濡らしたままでいたせい。

…ダメだなぁ、私…