…今流可…桐生さんといるんだよね。

きっと2人きりで…

そう思うとなんだかもういたたまれない気持ちになる…

ほんと…

ポタッと涙が日誌に落ちる。

…恋って…辛いんだな…

そう思っていたとき、

ガラガラガラガラ…

急に教室のドアが開き、驚いて振り返ると、

同じく私の顔を見て驚いた陵君がいた。

「優奈…?
…なんで泣いて…」

「な、なんでも!なんでもない!」

私はそう言って涙をぐしぐしと拭う。

「…そんな風に擦ってっと目ぇ腫れんぞ」

陵君はそう言うと教室のドアを閉めてこっちに来て、

そっと私の涙を拭う。