優奈side

そうして次の日は土曜日。

目覚ましの音でうーん、と伸びをしながら起きる。

…と

「優奈、おはよ」

…ん?

ゆっくり寝返りを打つと

「えぇえええ!?なんで流可がいるの!!」

そう言ってガバッと起き上がる。

「ん?迎えに来た」

「迎えってっ…
一応女の子ってわかってる?」

そう言って髪を手櫛で梳かす。

「当然わかってるつもりだけど?
じゃなきゃ好きになんかなんないでしょ」

はあ、またまた…

「…じゃあ勝手に入ってきちゃだーめ」

そう言ってベットから下りる。