だからそっちの"好き"じゃない!

言い終わると舞はため息。

「…まだ気づいてないの…」

「え?」

「ううん。まあ気づいたのは昨日だし…仕方ないか」

「…なんのこと?」

「…なーんにも。で?優奈はなにを知りたいの?」

舞の言葉に首を横に振る。

「…わからない。わからないけど…なんかモヤモヤするの。なんか…苦しい…」

そう言って胸のあたりをきゅっと掴む。

「…そっか」

舞はそう言って静かに微笑む。

「…ねえ、その苦しいのって、いつ起こるの?」

「え…?うーん、時々…」

「どんな時?…例えば誰かといるときとか」

「うーん…」

そこでピンとくる。

「…流可といるとき…」

そうだ、流可といるとき…

ドキドキもするけど、なんか…苦しい…

っていうかドキドキっていうのも謎。

「…これ以上は言わないでおくわね」

「…え!?舞、これがなにかわかってるの!?」

そう言うと舞はにっと笑う。

「まあね〜、でも自分で気づかないと意味ないから」

「え?それってどういう…「ほら、教室帰るわよ」

舞はそう言って半ば強引に話を終わらせ、

結局私はなにがなんなのか全くわからなかった。