蓮斗side

ブルルルルガタガタバッビユーン

カチッ

「ぁぁーぁゔ。よく寝たぜ」
やっぱりいつ聴いても慣れないなこの変な音の目覚まし。
そんなことを考えながらベットでゴロゴロ。
ひたすらゴロゴロしてると

「蓮斗ぉーぉ、ちょっと来てー!」

いきなり母さんに呼ばれた。
え、布団から出たくねぇんだけど。
なにこの何かだるいやつ。
行かなきゃ駄目かな?
まあ母さんが怒る前に行くけどさー。


寒いけどなんとか布団からでて着替えて部屋を出る。

「「おはようございます蓮斗様。」」

「おはよ。」

メイドさん達に挨拶してリビングに到着。

「で、なんの用?」

「あのねぇ、蓮斗にはねぇ、高校に行って欲しいんだぁぁ♡」

ヴエッ
いい歳して気持ち悪りい喋り方してんじゃねぇよ。

まあ、別に暇だし?

「いいけど。どこ?」

「暗嵐高校(アンランコウコウ)よ。
それで...女装して行くなんてどうかしら?」

いや。普通息子に女装しろなんていう母親いるかよ。
しかも超不良高、確か全国ナンバー2の族がいたっけ?