「またお前か、杳。いいかげんにっ………杳?」 「はっ、はい。湊くんおはよう。」 ふわってすこしもってある茶色の髪の毛を片手で触りながら、湊くんが心配そうな顔で見つめてきた。 「なんかあった…な、」 ため息を零しながら、あたしの頬に手をそえて、頬をつねった。 「いたっ、何すんのよ!!」