―――――――――――― ―――――――― 二人の残像が頭から離れないまま、学校へ向かった。同じ学校の制服を虚ろな視線で見つめながら、ふらふらと歩くあたしの目の前におおきな黒いものがぶつかった、 「あっ、すいません!!ぼーっとしてて…っ」 ぼーっとしていたあまりに、人にぶっかってしまった。