「うん…そうだねっ!!
あたしは笑ったほうが可愛いから笑ってなきゃ!!」





「そこまで褒めてもねえけどな、」





ニヤリと不適に笑う隼人をみながら、あたしはフッと微笑んだ。





保健室のベッドとカーテンを閉じながら、前に保健室に来た時に起きた出来事を思い出した。






「あたしの…ファーストキス…」




“チクリ”




やっぱり痛いや、胸がチクチクするよっ…




「ん?ファーストキスがどうかしたか?」





あたしのつぶやいた言葉に気づいた隼人が聞き返してきた。