「さあー何でだと思う?」 にこりと安心させるように、笑いかけるけど、あたしには、その笑顔が嘘くさくみえて恐怖にしかかんじられなくなってしまった。 「わっ、わからないですっ。」 声を絞りだすように答えるあたしを、保健室のベッドに横たわらせて、何を思ったのか、キスをした。 “チュッ” 軽いリップ音とともに、離れる唇。