「気持ちわるいっ…」




あたしがつぶやくとの同時になるチャイムの音。




それにしても、誰があたし達の写真を撮ったのだろうか?考えれば考えるほど、パンクしていく頭の中。






「…杳っ、杳!!!」





「な、なに!?」






突然ふと呼ばれた名前に驚きながら、後ろを向けば、遅刻ギリギリに教室にはいってきた隼人の姿。







「お前っ、大丈夫かあ?顔色わるいぞ、保健室いくか?」








心配そうに見つめる隼人に微笑みながら、‘大丈夫’そう言って前を向いた。








全然、‘大丈夫’じゃない…っ、