「なにいってんだよ、杳。折角きたんだ、もう少し出店まわるぞっ、」




無理矢理あたしの手を引きながら、強引に歩きだした。






「隼人っ、ごめん…ありがと。」





「ば-か、これくらいで“ありがとう”なんて言うんじゃねーよ、いつももっと振り回されてんだから、こんくらいきにすんな、」





「うん…ありがと、」







「おう、」

















神様…?
今日一瞬でも、最低な日だなあ…、と思ったあたしを許してください。
隼人の優しさに触れられて、感謝してます…
ありがとうございますっ。