「っ、いたあいっ!!!」 顔を歪ませながら、足に視線をおとせば、真っ赤になる膝、暫くぼーっとしていたあたしの目の前に、影が見えた。 「何やってんの?」 声の先をみれば、 銀髪の髪の毛に、整った顔、そしてなんといっても、人なみはずれた身長をした男の子?が立っていた。 「あっ…、怪我、しちゃって。それで…っ」 見とれてしまっていたあたしは、彼の言葉とのあいだに間ができないように、言葉をつなげた。