「湊くん~?」


あちこちいろんなところを探してみたけれど、湊くんの姿は見当たらなかった。



「可笑しいなあ、」



「なにが可笑しいの?」



聞き覚えのある声に後ろを振り向けば、拓夜くんがいた。