「みなとくん…、」 奥にはいった湊くんの背中をみながら、声を絞りだした。 「なに、いま薬つくってる、ななちやんと隼人くんの、」 「あー、うん、わかってる…」 あたしのもじもじした態度が気にくわなかったのか、薬を調合していた湊くんが後ろを向いて、あたしに目線を合わせた、