彼への第一印象は冷たいの一言で

あっさり終わってしまった。

しかし、なんとも思ってないのか

「いつもあんな感じなのよ。」

サラッと言ってお手上げのポーズをして

みせた。

「そうなんですか...」

私は愛想笑いと共にそう答えた。

だいたいいつもってどんだけとんがって

るんだよ。

「じゃあ、今日は読書でもしてていからね!!」

「はい...」

たったこれだけのやり取りで疲れる。

「帰りたい。もうやだ...。」

そんな言葉も雲1つない空に消えた。