「学校にこれてよかったじゃん!体調はどう?」

「なんとか、大丈夫です。」

「来れる時にくればいいんだからねっ!」

「はい...」

保健室の先生とは思えない声の大きさ。

本当にここは保健室なのかと疑ってしま

うくらい明るい先生だ。

後に知ったのだがこの保健室の先生

いや、養護教諭の名前は鈴木先生らしい

「本当はもう一人二年生の子も来てるんだけど...ああっ!きたきた!!おはよう!!寺田君!!」

鈴木先生の視線の先にはスラットした雪

のような白い肌の男の子がいた。

先生が笑顔を向けたにもかかわらず

寺田君は悪意を感じさせない無視をする

と、どこかへ消えてしまった。