「ちょっと、隣の教室に行っててもらっていい!?」

「あ、わかりました...。」

私の想像していた保健室とは違って

なんとも言えない人の多さだ。

そんなに皆具合が悪いのか...

まぁ、そんなことはいいとして

なんとか1人になることができただけで

もよしとしよう。

「疲れた...」

ガラガラッ!!!

ビクッ!!!!

「やっと今人いなくなったから保健室においで!!」

私は首をブンブンと縦に振ることが

精一杯の返答だった。

あんないきなりものすごい勢いでドアを

開けるのは昼休みに、購買に一番乗りで

行く人のしか見たことがなかった。