紅花はその後1回どこかへ戻るといい

消えてしまった。彼女と話しているうち

にもう帰る時間になった。人目を気にし

ながら校門をでると後ろから

「お嬢様。お迎えにあがりました。」

「じいや...あありがとう」

言うのが遅れてしまったが私はいわゆる

財閥の娘だ。だが私はあまりこの生活も

好きではない。

「じいや、外でのその呼び方はやめてと言ってるじゃない。」

私の怒りをうけているのは私の執事で

ある。そして私のよき理解者でもある。