「じゃあ、名前が必要ね!んー、あなたの唇すごく紅くてきれいだから紅い花でこうかなんでどう?」

「まぁ、悪くはないな。わかったそれでいこう。」

「それと、私は貴様じゃないから!綾乃って呼んで。」

「分かった。では綾乃改めてよろしく」

出された手を私は恐る恐るとった。

とても温かみのある手だった。

「こちらこそ、こうか。」