「お前の死は私に看取らせろ」

「つまり、あなたの判断で殺すと?」

「あぁ、その通りだ。ただし、貴様の願いが叶ってから殺してやる。」

「わたしの...願い?」

「そうだ。ただし願いは1つだけだ」

願いなんてものは私にはたくさんある。

ただ普通なら長生きするためにもっと

難しい願いをするだろう。

でも、今の私にはある1つの願いがある

「寺田君を私が笑顔に...したい...。」

「では、契約成立だ。よろしく綾乃」

「こちらこそってあなたの名前は?」

「名前なんて天使にはない。」