ドアの前から動けずにいると、先生が出てきた。

先生は一礼をすると廊下を歩いていった。

俺はいつまでもそこにいるのもなんなので、病室に入ることにした。

美結は入ってきた俺に気づかず、窓のそとを見ていた。

「美結。」

『あっ!翔!今日も来てくれたんだ。』

「ああ、もちろん。」

『ありがとう。』

そう言った美結の顔は、鈍感な俺でもわかるぐらいの作り笑いだった。

そこで俺は思いきって、疑問に思っていることを聞いてみることにしたー