ー翔ー

俺は今タクシーで、病院に向かっている。

さっきの電話をきったあとすぐ、タクシーに乗り込んだ。

「もしもし」

『もしもし △△病院の者ですが、松原美結さんのお知り合いの方ですか?』

「はい。彼氏ですが?」

『実はたった今松原美結さんが事故に遭いましてー』

それを聞いた瞬間目の前が真っ暗になった。

そのあとは、なにも頭に入ってこなかった。

とりあえず、タクシーに乗り、病院へと向かった。

病院へと着くと、すぐにタクシーを降り、病院へ駆け込んだ。

病院では俺と同じような人が何人かいた。

どうやら、事故に遭ったのは美結だけではなかったようだ。

俺は美結の病室につれていかれた。

そこには、頭と足に包帯を巻き、寝ている美結の姿があった。