城下のお姫




 






 ーガラッ…


 「あらっ?もう寺子屋終わったのかしら?」



 母様は案の定驚いていた



 「これ」


 総ちゃんはイノシシを母様に手渡した


 「イノシシ!?これ一体…どうしたの?」


 「これさっき仕留めたんだ。このイノシシで今日は俺の家族と牡丹の家族で鍋にしようって」


 母様は目を見開いていた


 「これ…総ちゃんが仕留めたの。もう立派な男ね(笑)」


 次第に母様は微笑みを見せてくれた