「す、好きですっ」

何故早見君に告白してるんだ、私!?

私のばか、ばかばかばかっ

いくらバレンタインデーだからって告白するとか考え浅すぎだろ、自分!!!

雰囲気に流されやすいこの性格を初めてこんなに恨んだ。

うつ向いた顔を少しだけあげて、

早見君の顔をちらりと見る。



素晴らしく困った顔してらっしゃる!!!



ですよね、いきなり話したことすらない女子に告白されたんですものねっ

高校生になってからもうすぐ1年が経つのに話し掛けたことない私が悪かったんですよっ

「あのさ、」

心の中、自己嫌悪でいっぱいになってる時、早見君が口を開いた