「あ?聞こえねーよ。」 腹部に走る激痛をこらえながらよろよろ立ち上がる。 「だから、被害妄想じゃないの? 目が・・・合ったとかっ・・・そっちから見てきてるんじゃないの? そもそも・・・アンタたちの事なんて興味もなにもないんだから・・・さ」 「うるせーよ 生意気なんだよクズのくせにっ!!」 「痛っ・・・」 悔しいのか知らないけど、殴るのはやめてほしい。 本当に、痛いっ・・・!! 殴られるだけで終わると思っていたのに、いきなり胸ぐらをつかまれた。 「っ・・・!」 その衝撃で数か所から血が出る。 「調子に乗んなよクズ野郎。 お前に反抗とかそういう権利はないんだよ 毎日ちゃんと学校に来て、うちらが楽しめるようにオモチャにでもなってくれたらそれでい いんだよ だから、これからも反抗とかするなら・・・」 突き飛ばされた。 「痛っ」 「容赦なく消すから」 本当に何なのこの人たち。 どんだけわがままなのよ。 ていうか、そもそも眼中にないしクズじゃなくて潮田だし!! 「消えろ消えろうるさいけど、アンタたちが消えたら? そしたら世の中平和だし。」