死ぬことに意欲的で、首を絞められているときはただ苦しいだけ。あの、苦しさの向こうにいけば、きっとただ意識が無くなり、夢を見ない眠りにつくだけなのだろう。

いつしか死について考えるうちに、そういう結論に達した。

全てを悟ったえつこは、とうとう死ぬことに興味がなくなった。

バドミントンや受験勉強に夢中になっていた頃のように、さまざまな死ぬ方法を探すのに、ただ夢中になっていただけなのだ。