雨木ちゃんにしては失意な恋


さっき自分がしたことは正しいのか正しくないのか、わからなかったがようやくわかった。

浪江に素直に言えないのだから、やはりしてはいけないことだったのだ…

この日は須藤主人はおらず、浪江とえつことトオルの三人で食卓を囲んでいた。

うつむくえつこを、トオルと浪江が見つめる。