おそるおそる、言われたドレスに着替える。
『わぁ…っ』
こんな格好したことないよ…!
わたしは鏡の前で一回転してみた。
やっぱりすっごい可愛い。きっと高いんだろうな…
「そろそろよろしいでしょうか」
『あっ、は、はい!!』
メイドさんが部屋に戻ってきた。
「まぁ…とってもお似合いですね
想像以上ですわ」
『あ…ありがとうございます」
「髪型も少し変えましょうね」
メイドさんはにっこり笑って、
髪の毛をセットしたりメイクをしてくれたりした。
そしてわたしは、ほんの30分前とは似ても似つかない姿になった。
『とっても素敵です!』
「そ…そうですか?」
照れるなぁ…
『きっと、英知様もお喜びになります!』
