2階の階段をあがったところだった。
「お連れ様はこちらでお待ちください」
『えっ…』
まじ?
「大丈夫です、少し…
お召し物をお預かりしますが」
…はい?
部屋の中になかば強引に入らされた。
待って、今
お召し物を預かる、って言った!?
『ちょ…待ってください!!』
「英知様のご命令ですので…
こちらでお脱ぎください」
『脱ぐ!?』
なんで!?え!?
「お着替えはあちらでございます」
…着替…え?
メイドさんが指したのは、白くてとてもかわいいドレスだった。
『あれ着るんですか!?』
やばーーーい!テンション上がる!
「お着替えが済みましたらお声がけくださいませ」
メイドさんはにこにこしながら隣の部屋へ入っていった。
『行っちゃった…』
こんなドレス着られるの嬉しいけど…
でもなんで?
あたしがあまりにも安っぽい格好してたからかな…
