「全然気にしなくていいよ?」
『や、 でも…』
気にするとかしないとかじゃなくて!!
「まぁ嫌だよね…」
うわっ!押してダメなら引いてみろ?
作戦なの?それも!!
あたしの頭の中で
チャラ男サンの言葉と真那の言葉と
黒いやつへの恐怖がぐるぐるまわる。
最終的に勝ったのは………
『お願いします…』
黒いやつへの恐怖だった………
チャラ男サンはにこっと笑って、家に連れていってくれた。
ごめん真那…
でもあたしには、
この人があたしを騙してるようには思えないんだ…
『おじゃましまーす…』
わっ!お洒落!
同じ間取りの部屋とは思えないくらい考えられて家具が置かれている。
「なんか飲む?」
『いやっ、大丈夫です!』
「でも、あったかいの飲むと落ち着くよ?」
落ち着く?
