絶賛、彼女募集中。






4月も後半に差し掛かり、大学生活にも徐々に慣れてきた。


サークルのおかげもあって知り合いも増えて、最初心配していた友達も思ったよりたくさんできそうだ。




大学近くで一人暮らしってこともあり、友達が遊びに来てくれたりもしてる。


きのうは真那とお泊まり会をした。



「萌佳ありがとー!けっきょく夕方までだらだら寝ててごめんねっ!」


『ううん、楽しかった!あれだけ遅くまでしゃべってたら眠いよね』



そんな感じで、真那を見送った。



ふぅ〜…

なんか急にひとりになると、さみしいな。


真那とは会ってまだ1ヶ月経たないとは思えないくらい仲良くなった。

ま、授業も全部同じだから一緒にいる時間がすごく長いおかげだけど。




『…よしっ、洗濯でもするかっ!』



ちょっと溜めちゃったんだよね〜



そう思って立ち上がったとき、

なにかの気配を感じた。



…ん?



部屋の隅を見ると




そこには、

あの、


黒い塊が……………




わたしはすぐさま家の外に出た。


『う〜〜〜〜』


怖すぎて体が震える。



え、ちょっと待ってほんとにどうしよう。


真那ももう電車乗っちゃったよな…

ていうか、ふつーに考えて真那には頼めないか!



でも、部屋に入りたくないし…



とりあえず、あれだ!

武器を調達しに行こう!!



あたしはアパートの階段を降りた。



「….あれ」


『あ…』


チャラ男サンだ!!!