「玲花さん、きょうはありがとうございましたー!」
あたしたちはすっかり仲良くなった。
「玲花」
「あっ、長谷川!」
「ごめんなーきょう任せっきりで!
みんな、うちのサークルの雰囲気とかわかった?」
『はい!楽しそうで、みんなで入ろうって!』
真那も結花もうなずいた。
「そっか!よかった〜」
わぁ…
やっぱり、長谷川サンの笑顔、なんかいいなぁ…
「じゃー帰るか!みんな駅行くでしょ?」
『あ、わたしは大学の近くなんで逆方向です』
「えっまじで?ひとりで帰ることになるじゃん。…おーい、奏ー!!」
…へ?
長谷川サンに呼ばれて、チャラ男サンがたらたらやってきた。
「ちょっと、この子送ってやってよ。
お前の家の方向みたいだから」
えええええぇぇぇぇぇえ!?
