「おっ、結花ちゃん好み?仕方ないなー呼んであげるよ!」
そういって、相田サンはチャラ男サンのところに走っていった。
うぇー呼ばなくていいよ…
相田サンがこっちを指しながらチャラ男サンに話しかけている。
結局、相田サンだけが戻ってきた。
「ごめん、結花ちゃん。あいつ来たくないって」
へ?
正直、意外だった。
他のセンパイたちは次から次へと話しかけにくるのに、あのチャラ男に限って…?
『あのー、チャラ男サンは何年生なんですか…?』
「え?チャラ男サンって…山城!?」
やば!心の声が!!!
「萌佳うけるー!山城はね、わたしと同じ2年だよ!教育学部!」
相田サンは爆笑しながら答えてくれた。
てか、あの人教育学部!?
意外すぎる…
「みんなから奏って呼ばれてるから、よんでやって!
あ、ちなみにわたしは玲花でいいよ!」
チャラ男サン改め、ソウサン。
どうしてもチャラ男サンがしっくりくるなぁ…
