「じゃあ、自己紹介してくれ。」 先生がそう言うと男子は眠たそうに口を開いた。 「日野 晴樹。」 ポツリとそれだけ言う男子、日野くん。 「日野、なんか一言くらい言ったらどうだ?」 先生がそう言うと日野くんは首を横に振った。 「めんどくさいです。」 日野くんがそう言うとクラスのみんなは驚く。 まぁ…めんどくさいはないわ。 「そ、そうか。とにかく、みんな仲良くするんだぞ。」 先生はフォローするようにそういったのだった。