次の日。



「あ、昨日はありがと。」



朝、性悪男にそう言う。



「あー…昨日はマジ疲れたわ。おまえ理解力ないし、バカだし、ブスだし。」



うん、それは悪かった…って!



「ブスは関係ないじゃんっ!」



「おおありだ。視界に入るだけで目が痛む。」



そう言って、目を抑える性悪男。




「はぁ⁉︎ なに無茶苦茶なこと言ってんの?」



ブスなことは認めよう。お世辞にも可愛い顔とは言えないし。



だけど、目が痛むほどじゃないと思うけど。そこまでではない…と信じたい。