「あっそうですか!こんな性悪男に期待した私がバカだった。じゃあね!」 確か、ここから一番近いコンビニと私の家は逆方向だったはず…… そう思いながら背を向けて歩くと、 「……?」 なぜか性悪男もついてきた。 「あのさ、コンビニ向こうだよ…?」 私がそう言うと性悪男はバツが悪そうに目をそらす。 「あそこより…品数が多いコンビニがあるんだよ。」 ふーん、そうなのかな。 またふたたび歩き出す。