「で、ここはーー」 教えてもらってる途中で授業開始のチャイムが鳴る。 「俺結局課題終わってねーじゃん…」 基礎もわからない私に、丁寧に教えてくれた性悪男。 …そんなに悪い奴じゃないのかな。 そう思ってると性悪男は口角をあげた。 「お前さ、今日俺の家こいよ。ビッシリしばいてやる。」 性悪男がそう言うと、未来は目を見開いた。 「きゃーっ、家行くの?行っちゃえ行っちゃえ!」