「そういう反応もいいけどさぁ、もっとなんかないわけ?きゃー、日野くん素敵ー、みたいな。」




「あるわけないでしょっ!!」



すると日野くんは私の耳に触れた。



「ちょ、なに?」



「気持ち良くなかった?耳に息かけられるの。」



あ、あの吐息はわざとやってたの⁉︎



「気持ち良くなんてならないから!もう帰ろうよ。」



道端でこんなことしたくない。



「はは、そうだな。」



日野くんは笑って私たちは帰路についた。