実際、違う教室教えたところで怒られるのは私なため、それはやめておく。




「ここは図書室。」



すると性悪男は奥の方の本棚に向かって歩き出した。



「純文学…?」



きっと私には一生縁のないジャンル。




「ふーん…以外といろいろあんのか。次行くぞ。はやくしろ、のろま。」




「うっさいな!はいはい、次ね。」



まったく、本当に今日は私の悪口のレパートリーが広がる日だな…




「はい、ここが保健室。これで終わりっ!」



私がそう言って帰ろうとすると腕を引かれる。



そして、保健室の中へ。



「ちょ、先生いないからダメだよ!」



扉にかかっていた、職員不在のプレート。