「…っ、普通じゃないし!アンタなんかの手なんて握りたくないもんっ!」



私がそう言うと性悪男は眉をひそめてから手を離す。



「あぁ、そう。俺もおまえの手なんて触りたくもねぇよ。」



「じゃあ、いちいち触らないでよ!」



「…わかったよ、触んねぇよ!」



そう言って早歩きしていってしまう性悪男に顔が青ざめる。



や、やっちゃったぁっ!!!